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二人雑談001(後編)ひとりで行けないから雑談する。雑談相手がいるから遠くへ行ける

創業”雑談”

:そうだと思う。それはやっぱ人間がしてくれると嬉しいよね。うち、Google Home買ったんだけどさぁ、いろいろ話しかけているんだけど、まだ天気とニュースくらいしか、活躍していなくて。昨日「何か話して」みたいなことを声かけたら、「話相手になって」みたいなことを言ったら、「何を話しましょう?」って言ってきた。

:(笑)。

:で、”こうこう”とか”こういう話”みたいなことを言ったら、「お役に立てません」みたいなこと言われて(笑)。

:何なんだろう、俺も全然考えたことなかったんですけど「あ!意外にないんだな」って思って。あらゆるところに相談って書いてあるんですよ。”創業相談”とか。

:”創業雑談”がない。

:”創業雑談”が必要なんですよ、たぶん。

:”創業雑談”ってすごいね(笑)。

:本当にね、足らん!足らんけど、意外に盲点すぎて。なんかあと、そんなにそこに余裕がないっていうか、”投資できない”、”ふんばれない”っていうか、「いや、俺はコンサルだから」とか「忙しいから」とか、なんかいろんな理由で、勇気を持って雑談に踏み切れないっていうか「ビジネスで雑談ってどうなの?」みたいなところに、昨日のとーますさんがもう、むしろ「相談とかコンサルとかマジ無理だわ」って思ってて、「これしか俺は生きる道がないんじゃないか」と思って、そこに絞った。

:崖っぷちの判断、みたいな(笑)。

― ”創業雑談”っていうとか、結果さ、「やっぱ止めました」というのも、おおいに含む……。

:ああ!全然ありだと思うね、俺。

― ”相談”ってなると、まず「ビジネスプランは何ですか?」っていうところから始まっちゃうし、成功というか創業ありきで、当然お金も欲しいからそうなる。

:たしかに。

― 雑談したあげく、「いやあ、やっぱり……」っていうのもアリアリっていう風にした方がいいよね。

:いいんじゃない?

:いやー、俺けっこう必要やと思うわー。日本政策金融公庫の、融資相談窓口のところに”創業雑談”って書いてある社会が10年後にあったら、俺はスゲーいいな。

:おもしろーい。

:”純度が高い雑談”の方が、良質なマーケティングになるんだと思うんですよね。

:純度を上げる!

:だけど、雑談の純度が濁ると、打算的なね、「売上につながるんじゃないか」とか。

:相談によってくるのね?

:相談化していくと、雑談よりの相談になってしまうんで、純粋なクライアントのためには、なりづらいことが多い。多いっていうか、雑談っぽくはならなくなるので……、でも純度を高めれば高めるほど、儲からないですよ(笑)。

:(笑)。

― 短期的になんとかしようと思うと。

:そうそうそう。とか、すぐに案件に持って行こうみたいな話とか、売りこみ度が出てくると、ちょっとまずいかなーっていうのがあるんで、僕はもうそういうのは割り切っちゃって、純粋に雑談をしていれば勝手にお金が降ってくるだろうっていうのと、そういうのに投資してくれる人を探すようにしました。

:ふーん。

:さっき話した、100mまで届かない、50mの人が100m先まで届くようになるわけじゃないですか、僕が雑談してる人は。「これ自体は儲かんないですけど、僕に投資してもらえると、御社のところにまでたどり着けるかもしれないですね」っていう。

:うん。

:そうすると、コンサルタントとか、税理士さんとかは、将来的な見込み客を獲得するための投資として昨日のとーますさんに一定の投資しませんか?という提案を、たまに受けたり、したりする。

:なるほどね。

:だけど「100%はそちらに紹介するかは、わかんないですよ。だから、少額でいいですよ」って話はして、寄付みたいな感じで。でも、それがないと、僕は雑談し続けられなくなるじゃないですか、生活をしていかなきゃいけないので。だから「困りますよね」って(笑)、向こうにも言って。

― 「お互い困りますよね」と。

:そう言うと、「じゃあ、やっぱあなたしかできないし、昨日のとーますに投資するわ、昨日のとーますの雑談に」って。だからベーシックインカムみたいな感じなるわけ(笑)。

:そういうことだね。

:そうすると純度が上がるんですよ。広告主からお金をもらっているわけじゃないので、あくまで純粋な寄付とか投資だから、まぁ投資よりは寄付みたいなもんなんで。

:応援してくれる人。

:応援してくれる感じ。

:昨日のとーますのファン?

:ファン(笑)っていうか、コミュニティにお金を、こう……。僕はもうあれですよ、寺院じゃないけど、「お金くださーい」っていう。

不特定多数ではなく、特定少数に

:価値観が近いとか、価値を感じてくれやすいとか、けっこう絞るように最近はしてるかなぁ?で、数を増やすっていうよりは、自分が働いていて楽しい人だけ取引するとか、うん、だから俺が福祉に向いていないのは、 そこやったんやなっていうのは最近。やっぱり、行政とか福祉とかって、基本全部受け止めるから。

:選ばないよね。

:選”べ”ないじゃないですか。緊急時はやるんですよ。とりあえず、何でも。なんかあるんですよ「会社倒産しそうなんだけど」って言われていきなり「昨日のとーますを紹介されました」って来て。

:うん。「エッ!?」ってなるけど。

:えーってなるけど、まぁ別に。話聞いていると、まぁ正直普段ならやだなっていう人でも、「この人困ってるんだ。とりあえず緊急時だし、じゃあなんかサポートしましょうか?」みたいな話とか、「弁護士さんまでつなぎましょうか?」みたいなのとか、「メンタル的に大丈夫ですか?」とか、話を聞いたりするけど。

― それが緊急時なんだ。

:通常時はね、通常時もっていうのは、ちょっと俺のキャパシティでは……。で、それをたぶんやっちゃってるから世の中の大企業は、不特定多数に販売するから、そこで働いている人も不特定多数と接しなきゃいけないから……、つらくなっちゃう人が多いんじゃないかな?。

:純度が下がる、と。

:うん、だからやっぱ、ほんとは取引したいところと取引するだけにできたら、理想だけど、まぁちっちゃい個人事業主ですけど、まずそこからやれたらいいのかなっていう感じはするよね。あとは、金のために割り切る日が、いつか僕もあるのかもしれないけど、そのときは高額請求をしようかなと思う(笑)。突然ね(笑)。

:(笑)。

:そう、今まで僕福祉サービスでビジネスをしていたから、結局誰が来てももらえるお金は一律だった。

:うん、そうだよね。

:でも、初めて個人でやるようになって、価格設定を決めなきゃいけないって話になってくる。あ、「やりたくない人は断ってもいいし、価格変えてもいいんだ」と。

― うん、そうだよね。

「雑談コモン」サイドのレベルアップ・蓄積

:あとは、最近になって思うのは、ずっとタダでだとアレだから、なんか「一緒に成長していきましょう」みたいな、レベニューシェアみたいなのでやるのもいいかなって。

:得られるものは、お金だけじゃないからね。

:そうそう。納得解でいいし、正直俺もう、年収1000万とかもいらないからさぁ、売上上限決めようかなと思ってて。

:これ以上働かない、みたいな。

:そう。それ以外は全部雑談で、なんか楽しそうな人だったら全然。ま、今も無料でやってるからいいんですけど。今のままやって……、ただなんか雑談をするにもお金をもらって、ちゃんと専門性の高いことをそれなりに経験しておかないと、幅が広がっていかないかなってのはある。自分自身も修行……。

:そうだよね、アップデートしないとね。だって昨日のとーますはさー基本家にこもっているわけじゃん?

:ほぼ家っすね(笑)。

:OSのアップデートはどうするの?

:OSのアップデートっていうと、自分のレベルアップみたいな感じ?

:そうそうそう。

:幸か不幸かスタートアップとかにもいたし、ソーシャルビジネス界隈にもいたのて、研修の誘いが来るんですよ、クローズの。そこに行って視座を上げるけど、そっちにはのっかんないねぇぜ、みたいな(笑)。

:(笑)。覗き見してくるけどー。

:スピード感的に彼らは社会を早く変えて行きたいとか、スタートアップもそうですけど、俺はそういうスピードはちょっと……みたいな。だけど、エッセンスは欲しいし。

:動きは知っておきたいし。

:ああ、こういう風に行くなら、たぶんここが足りなくなるだろうなとか、一般の人がこういう風に巻き込まれるのかなみたいなのとかをやったりとか、あとは、そっすね、割り切り系も1社くらいがだいたい常時あるんですよ。そこが、けっこう普段やらないストレスフルな仕事とかも、たまにあったりするんで、単価、金額もも高いが、まぁちょっとやりたくねぇなってのはあるんだけど、負荷を自分にかけるという意味では、1社は入れようって思ってて、”ど”ビジネスのところの採用アウトソーシングとかを、ひとりで面接したりとかは、一応それも在宅ですけどね。

:そうだよねー、あと雑談って、けっこうインプットがいるよねーと思って。

:インプットは、けっこうやっぱり、いろいろ雑談しているとインプットにもなるし。正直、いろんな人と雑談しているから、本来経営者さんと、オンラインサロンでお金払って見るような内容を、俺ひとりで独占している感じ。

:うん、たぶんそうだよねぇ、で、それがビッグデータみたいに蓄積されて。

:そうそう、すごい”概念”みたいな人たちとばっかり雑談しているから、経営者じゃない人もいるから、それが一番インプットとしては大きいかなー、スキルアップっていう意味でいくと、何のスキルアップかわからないけど、なんかちょっと負荷を定期的にかけないといけないかなって感じはしてる。

:うーん、それはそうだね。なんか私、今年、修行の年に決めたから、高野山で、お坊さんの修行したりとかさ、山伏修行行ったりしてたんだけど、もう「修行最高だな」と思って、私にとってはね。すごいなんか、体を痛めて体感でわかったことに比べたら、なんか、言葉を使うセミナーとかで勉強するのが、なんかこう、もの足りないっていうか。さっきこう、昨日のとーますさんがさぁ、「付き合う人を考えていこう」とかの話みたいに、私もなんか、勉強に、セミナーに行くっていうのをちょっと減らそうかなって思って、なんかそういう、ガチの修行とかに行って、体験型。あとは、いい本を読んだら、いい本を読んで、いい人としゃべったら、もう十分学べるんじゃないかなって、ま、何年後かはわかんないけど、なんか今そういう風に思っていて、単純にお勉強するセミナーは、もうあんまり、最近は興味がなくなって。うん……、自分がそのね、セミナーやっている人がこんなこと言うのはあれなんだけど(笑)。

:まあまあ、そうっすね。俺もあんまりもうない。あんま行かないかなー。なんかそれよりは、そうですね、こういう雑談したり、自分で作るDIYと。

”何者か”難民、コミュニティ難民同士のつながりが面白い

:その、やっぱりこう、負荷をかけないと、罪悪感があるんですよ、昼間からビールとか飲んでると。Mくんと6時間、ビール飲みながら遊戯王とかしていると「これはちょっと人としてやばいんじゃないか?」っていうのも、ちょっとある。

:へー、ちょっとブレーキがかかるんだ。

:やっぱりねえ、”社会性のある変人”だから、”変人”ではないわけです。ちょっと、留まりたいんですよ、あの、下界に留まりたいんですよ。

:土俵際でね(笑)。

:そう(笑)、ギリギリ。周縁なんですよ、居たい場所が。

― 行けちゃえば楽なのに……。

:いや、下界と冥界の間にちゃんと……、なんとか俺はどっちにも行けるようにしたいっていうのがある。

:なんかそのさ、ちょっと言葉を選ばずに言うと、どっちつかずみたいにも言えるじゃん?

:あ、そうそう。

:そのどっちつかずで居たいみたいな心理ってさぁ、自分でどう思ってる?

:え?「どう思ってる」?なんか、俺ぜんぜんそれがいい!

:好んでそこに居たい感じ?

:好んで居たい感じ、俺はね。で、そういうコミュニティ難民同士と出会えるのが、すごくニッチのニッチで面白いっていうのと、たぶんねぇ、ビビリなんだと思うんですよね。そもそも、戦いたくないから。

:うんうん。

:たとえばビジネスとかもそうだけど、どういう風に見えているかって大事だと思ってて「あなたはコンサルタントなんですか?実務家なんですか?事業家なんですか?」って言われたときに「よくわかんないっすねー」みたいな(笑)、とかだと、その土俵で戦わなくていいじゃないですか?だから、僕、明言しないんですよ。雑談も正直あまり明言はしたくないんですけど、唯一、「昨日のとーますって何やってる人なんだっけ?」って言われて「雑談の人だよ」って言われるのは、まぁいいかな、くらいの感じで、やっておく方が、なんだろう?ビジネスの人たちって巨大資本で来るし、なんか「この領域を取りに来る」っていう感じで来るから、あえてそこでは戦わないっていう感じにするのが、周縁は一番いいポジションなんだな。

:ふ~ん。

:っていう、戦略的な取り方っていうのもあるかもしんないですね。辛くないし。「みんなもこっち来ちゃいなよ」みたいな「そんな、所属しなくてもいいじゃん」みたいな……。そういう感じはするかなー?でも、なんかそういう人たちが、けっこう難民同士で集まるのは、やった方がいい気はするけど。

:なるほどねー、いやなんかさぁ、私10年前くらいに、10年前?10年弱くらい前からずっと、ライターと、カウンセラーと、研修講師と、とかっていろいろやってるんだけど、10年くらい前は日本だと、「どれが本業なの?」とか聞いてくるわけ、みんな。

:ああー、そうでしょうね、10年前だとそうだね。

:そう。そいで、でも海外に行って「私こういうことやってるんだ」って話すと「君はすごくタレンティッド(talented)だね。才能に溢れてるね」みたいなことを言われて「なんがこの違いは!?」みたいな風に思ってたわけ。でもさぁ、最近”複業”って、複数の業の”複業”って言い始めて、「そんなん10年前からやっとたわ」て思うんだけど(笑)。なんかそのやっぱり、日本ってさぁ、何の人なのかっていうのをラベルを付けて、わかりたいじゃん?

:わかりたいんですよ、不安だから。

:そう!で、わかんないままにしておくって、周りがそれこそメモリを食っちゃうっていうか、負荷がかかるから、わかんない人はわかんないっていう風にキープできないっていうか。

:そうすると”●●って氏名”でいいんじゃねぇか?っていう、「何なんですか?」って言われたときに、けっこう個人事業主っていうのは一番ずっと大事にしていいかなっていう。

:”昨日のとーますがやる何々”みたいな、位置づけだよね。

おまけ。細胞と細胞の”間”の重要さ

:うん。とか、なんか余白とかパテみたいなもんだと思ってて、「僕ひとりでは何もできない」っていう発想に近い。だから、掛け合わせることで、世の中の一般的な、たとえばわかんないけど、えっと採用コンサルティングになるとか。昨日のとーますピンでは採用コンサルティングは担保できないけど誰かと組めば提供できるとか、なんか、正直だから普通に考えたら全く、何の価値も担保できないから、”お金にならない人”っていう、ひとりではっていう感じかなー?

:なんかさ、細胞の間を液体が通ってたりするじゃん?なんていうの?液体。名前忘れちゃったけど。細胞の間の液体。

:ググってみようか。

:人体で言うなら、細胞間液。

:(ググって)そうそう、”細胞間液”!

:(笑)。

:いや、でも本当。なんかそんな感じが、いやなんか細胞ばっかりみんな「細胞になりたい!」「細胞になりたい!」って言われても「俺は、間液になりたいな」っていう。「間液が足りないんじゃないか?」っていう。

― 細胞がある前提で。

:そう(笑)。

:細胞がないと液体も存在できないから。

:で、なんか細胞ばっかできて、それこそ”細胞ズ”ばっかりあるわけど……。

:(笑)。

:だから、間液ズ が必要、”株式会社カンエキズ”*がたぶん、必要なんです、たぶん(笑)。

*ちなみに、ここで連想される某企業の社名の由来は、某社サイトとWikipediaによると、”Cyber”と”坊主”をかけ合わせたものなので、生物の細胞とは一切関係ないとのこと。

:そうだよねー!

:そう、だから間液が足りないんです、今。

:「みんな細胞として主張しすぎだ」、と。

:そう、主張しすぎだ、と。今日の名言でましたね(笑)。

― (ネット検索して読み上げる)「カエル,ミミズ,ワラジムシなどのように,このような能力が不十分なために,完全な陸生になりきれない」、だって。

:えー!すごいじゃんそれ!! 進化に貢献してるってことだよ、間液は。

:そうですよ、一緒ですよ。触媒みたいなものがないと、起業家もインキュベートされていかないし……。

:そう。陸に上がるためには間液が必要(笑)。

:間液が必要なんですよ。

― 結局、また海に戻るしかなくなるっていう。

:いやー、こういう感じの時間を、なんか、毎日誰かと雑談しているくらいがいいなぁ、楽しそうやなぁ。

おわり。

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